読売新聞3月21日(月)一面の記事です。 "政府の「2020年までに女性の管理職(課長相当職以上)比率を30%程度まで引き上げる」との目標に対し、国内主要114社で達成を見込める企業は1割にとどまることが読売新聞社のアンケートでわかった"
これはつまり、少子超高齢化社会により人口が減少している今、なんとかこんとかもっと税金を納めてもらうべく、こうなったらもう限られた労働者世代人口の中から女性を男性と同じ土俵に引きずり上げて、もっと働いてもらうしかないでしょう!という付け焼刃な試みを「女性の活躍推進法」というなんだかか聞こえの良い政策名をくっつけて企業にお願いしてみたところ、 政府「国は女性の活躍を応援してます。企業の皆さん、女性がもっと活躍できるように重要なポジションを増やしてあげてください(女性の活躍推進法)」 企業「や、そもそもうちの会社に女性がそんなにいないです71%」「てゆーか、あんまりやりたい人いないみたいです12%」「や、管理職になる以前に辞めていきます11%」 という、いかに政府が打ち出している政策が実情を把握できていないか、現場が見えていないかということを浮き彫りにしてくれたアンケート結果だと捉えています。 だから女性は男性と同じ畑で対等には働けないんだってばー。 そろそろいいかげん気づいてー。 ところで私が代表を務める、美ノ匠運営企業、株式会社ビーエイジアのミッションは・・・ 「女性の独立起業をもっとフレキシブルに!」 現代女性の社会進出の新たなチョイスの一つとして、「女性がスモールビジネスを持てる社会」を推進しています。このちょっと極論とも聞こえるミッションを信じて訴え続けることはや4年。 だいたいですね。 そもそもですね。 女性が男性と同じ土俵で、企業戦士として平等な働き方をまっとうするには無理があるわけですよ。なぜなら私たちには「狩猟」以前の生物的役割として「生命を育む」という役割があって、そのための体の機能が備わっているのだから。 ひらたくいってしまえば、、 一ヶ月に一回はお腹痛くて動けなくなるし その前後でなんらかの不調もでるわけで。 結婚を機に旦那に合わせて環境の変化が訪れたかと思えば 妊娠と同時に未知の身体変化の連続。 考えなしには移動すらできなくなるし 出産すればさらに身軽には動けなくなる。 そんなこんなで育児が落ち着いたと思えば 親もそれなりの歳になってき介護到来....on and on これら全部基本的には女性が主体的にやりくりしていくわけです。 環境の変化に適応させるのも女性。 身体の変化に適応していくもの女性。 変化、変化、変化の連続。 そう、そもそも男女は生まれながらにして平等ではない。 平等なわけがない。 都合のいい時だけ平等を持ちだすのは違和感がありまくり。 あらゆるライフイベントをこなしながら、その上でどうやって「働き方」をアジャストさせていくのか。いろんなことをこなしながらそれでもどうやって女性が働いていくのか。そして企業で個々人のパーソナルな事情を組んだ働き方を提供していくには限界があることもまた事実です。 そこで出てくる最終手段が、「独立・開業」。 願わくば、叶うなら、最終手段にして最良の手段ともいえるでしょう。 しかしそう簡単に事業が回るなら誰もがやってるわけなので、これもこれでもちろんいばらの道。だけど自分の行動次第で必ず道は切り開ける可能性を秘めたいばらの道。 結局のところ、どちらか一つ。 自由を求めるには覚悟と行動がいるし、 覚悟と行動を起こさない人に自由は訪れない。 誰かが自分のためにパーフェクトな環境を用意してくれるということはないのです。 パーフェクトな環境は自ら創るしかないわけです。 「嘆いている暇があるなら、動く。自ら環境を変えていく。」 自分にあった働き方を一人一人がクリエイトしていける時代ですね。 |
美ノ匠プロデューサー
株式会社ビーエイジア 代表取締役 下村えり PROFILE
カリフォルニア州立フラトンカレッジ卒 早稲田大学健康福祉学科卒 10代での米国留学時に受けたスカウトを機にファッションモデルの世界へ。パリ,NY,ミラノ,上海, 韓国など海外を中心に活動し、2006年にはパリコレクションに出演。 その後25歳で直面した母親の介護を機に、限られた環境の中で働く形を追求し、起業。女性が活躍する分野No.1ともいわれる美容健康分野において、店舗所有のリスク軽減とWEBサポートを組み込んだ新しい形の会員制レンタルシェアサロンを西新宿にオープン。 2013年、厳選BEAUTYスペシャリストとユーザーを繋ぐWEBメディア 「美ノ匠 -ビノタクミ-」を立ち上げる。 -Service-
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9 月 2016
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